大雨の影響で増水した宮崎市新別府川。そもそも鯉釣りには向かない状況でしたが、あえてパンコイに挑戦しました。
結果は70cmオーバーを含め3匹です。今回は、寒の戻りと泥濁りの悪条件でも鯉を釣る方法を検証してみました。
パンコイは足で稼ぐ!
まず、私のフィールドである新別府川近辺で、鯉釣りの出来る最も上流部の堰のある場所を観察しました。
いきなり仕掛けは作らず、鯉の状況確認です。
ここは、以前鯉の釣果のあった増水時のポイントです。
といっても、増水の限度を超えてしまい、ここでパンコイは成り立たないと判断しました。どんどん下流に移動しパンコイのポイント探しです。
ここは、4月に入ってようやく鯉の釣れたポイントですが、やっぱり流れが速すぎるようです。
この数十メートル下流部には堰があり、パンコイの出来る下限ですので、少し上流部に戻ります。
ポイント探しをしてはみますが、どの場所も流れが速くパンコイは無理かな、と諦めかけていました。しかし、強い流れのわきに反転流とよどみを見つけ、さらに鯉の泳ぐ姿を確認しました。
この鯉釣りポイントを見つけるのに、新別府川の界隈を約1時間はうろうろしました。
パンコイは足で稼ぐ、つまり、パンコイランガン!です。
この日のパンコイパターンを予想
大雨の増水で鯉釣りをあきらめかけていましたが、先に見つけましたよどみをパンコイのポイントと設定しました。
鯉がいるのは分かったのですが、仕掛けを投げても強い流れにラインが引っ張られ、よどみの中からパンコイ仕掛がすぐに出てしまい流されてしまいます。
よどみの周りを観察すると、草がもたれており、ここにラインをひっかければパンコイ仕掛けは流されない、そう予想しました。
草にパンコイ仕掛けをひっかけて、よどみに仕掛けを入れると、鯉ヒット!
結局、草にパンコイ仕掛けのラインをひっかけて、強い流れに流されないようにしました。これで、よどみからパンコイ仕掛けは出ていきません!
一匹目の鯉がヒット!
一匹目に釣れた鯉は60cmオーバーです。
一匹目に釣れた鯉を新別府川にリリースしました。川から岸まで約1mあります。鯉をリリースするのも一苦労です。
二匹目の鯉がヒット!
二匹目に釣れた鯉も60cmオーバーです。
二匹目に釣れた鯉リリースです。こちらも、川べりの高さゆえ、鯉のリリースに一苦労です。
三匹目の鯉がヒット!
三匹目に釣れた鯉は70cmオーバーです。おそらく5kg弱と思います。
三匹目に釣れた鯉をリリースしました。
このサイズになると、60cm枠のタモより鯉の魚体が長く、鯉をすくうのも大変ですし、リリースも一苦労です。しかし、こういった難儀な話もパンコイの楽しみかな、と思いました。
タックルご紹介
私のパンコイタックルは、かなり強めと思います。これ位の強さがないと、新別府川の鯉はキャッチするのが難しいと感じています。
今回のタックル
・ロッド:PENN SLAMMER、がちがちです。
・リール:ダイワのリアドラグで5000番位です。ロッドとのバランスがとれておらず、リールのパワーはもう少し欲しいです。
・タモ:60cm枠+ラバーネット+5mの柄。足場が高いと、70cmオーバーの鯉をすくうのに、小さいと感じます。80cm枠のラバーネットを探していますが、なかなか見つかりません。80cm枠は自作しかないのか、悩むところです。
三匹目の鯉を釣り、気が付けば夕方
鯉釣りに夢中になり、3匹目に釣れた鯉をリリースすると、既に夕方近くなっていました。今回は、約1時間かけてパンコイポイント探しをしました。パンコイランガン、です。
昨年の秋に新別府川でのパンコイを開始して感じているのは、その日の状況によってパンコイポイントが変わる、ことです。その日の気温や水量・水質によって、パンコイの成り立つ場所探しが、この釣りのキモといえるでしょう。
この記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。