パンコイにスレた鯉釣り!2カ月のボーズを脱した仕掛けを公開!宮崎市新別府川211031釣行記

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今年の8月に入り約2カ月間のボーズが続く、宮崎市新別府川のパンコイ釣り。トップの鯉釣りにこだわり続けたものの、昨年の同時期に比べて釣果が下がり気味でした。

パンコイの仕掛けにスレてしまったせいか、白いフロートを見た鯉は次々と姿を消します。しかし試行錯誤の結果、ようやく鯉を食パンの餌で仕留めることができました。

本稿では、パンコイ仕掛けにスレた鯉をどのような仕掛けで釣ったかまとめましたので、お伝えします。

新別府川のパンコイで釣れる鯉は限られている

Youtubeの動画を見てみると、パンコイでは簡単に鯉が釣れそうな気がします。しかし宮崎市新別府川の鯉はパンコイのフロートを見切り、餌の食パンを食おうとしません

そもそも川にいる鯉は、簡単に釣れるのでしょうか。そうとも言えないようですので打開策を考えました。

パンコイで釣れる鯉は食パンを探す個体

新別府川の鯉を観察してみたところ、撒き餌の食パンを探して泳ぎ回り、白いフロートを見ても逃げない鯉が最も釣りやすいです。

まず、腹を空かせており警戒心の少ない鯉を探すことが大切です。撒き餌の食パンを撒いてみて、そのような鯉がいないときは場所を移動します。

この繰り返しになりますので、撒き餌の食パンは割と多めに準備しています。半日の釣りですと食パンを2欣は使います

食パンを探さない鯉でも時として釣れる

それでは撒き餌の食パンを探す鯉がいないと釣りにならないか?そうでもありません。

新別府川の鯉は川べりの草むらに身をくっつけて隠れており、何かのタイミングで草むらにそって回遊を始めます。

食パンを探していなくても釣れる鯉は、草むらにそって回遊している個体です。そのため鯉の姿が見えなくても、草むらギリギリにパンコイ仕掛けを放置しておけば釣れる可能性があります。

しかし草むらギリギリには、ミドリガメも潜んでいるため、鯉が食う前にミドリガメが釣れたりします

ミドリガメがいないと確認できれば、パンコイ仕掛けを草むらギリギリに放置して、あたりがあるまで待ちの鯉釣りが可能です。

新別府川のパンコイで狙えない鯉

パンコイで狙えない鯉を観察しておりましたところ、パターンが見えてきました。

・そもそも川上に頭を向けてじっとしている鯉

・うろうろしているが川底に頭を向けている鯉

・食パンを拾うが白いフロートを見ると逃げる鯉

これらの鯉は釣れる可能性が低いため、魚体の確認ができてもパンコイでは狙いません。今までは、それらの鯉が釣れるものと熱くなり、釣果が下がっていたようです。

※新別府川のパンコイのコツとして、パンコイで狙えない鯉をしっかり判断するようにしています。

新別府川のパンコイ仕掛けは3通り

いろいろと研究した結果、パンコイの仕掛けは3通りに落ち着きました。この3通りの仕掛けを、新別府川と鯉などの状況に応じて使い分けると、ほぼ鯉は釣れるようです。

①パンコイ定番フロートあり仕掛け

パンコイのシンボルといえる、白いフロートを付けた仕掛けが定番です。しかし鯉がスレていたり活性が低いようですと、この仕掛けを見切るため鯉を釣るのは難しくなります。鯉って賢い魚ですよね。

また向かい風の状況では、フロートがないと仕掛けを投げることができません。この場合は定番フロート仕掛けとなりますが、フロートを嫌がる鯉しかいない場合は、鯉釣りは困難です。この場合はポイント移動が正解と考えています。

➁パンコイフロートを外して食パンを浮かせる仕掛け

パンコイのフロートを嫌がる鯉には、針と食パンだけの仕掛けが有効です。餌の食パンを通常は3cm角の大きさで釣っていますが、この大きさの食パンを針に刺してみて様子を見ます。

鯉がこの仕掛けを見切る場合は、餌の食パンを1.5cm角位の大きさにし、餌を小さめに針に刺すと釣れることが多いです。

それでも釣れない場合は、針のサイズを落として、1cm角位の大きさにします。この仕掛けにはスレた鯉も少しは反応します。

③パンコイフロートを外し食パンを丸める仕掛け

この仕掛けはパンコイの最終手段です。新別府川は水深が浅いため、餌の食パンを探す鯉を見つけやすくなります。

とにかく食パンに反応しており逃げる様子もなければ、餌の食パンを丸めて沈めてみるのが有効です。

パンコイフロート無し仕掛け・沈めた食パンに鯉がヒット!

今回の新別府川では、フロートを嫌がり水面を割る鯉しかいないと判断。パンコイ仕掛けからフロートを外し、餌の食パンを2cm位に丸めて沈めてみました。

少し待っていると、竿をひったくるようなアタリ!大きく合わせると、がっちりフッキングしているようです。

慎重にやり取りすると70cmクラスの鯉が釣れました。パンコイ仕掛けの水面を割りませんでしたが、餌の食パンには反応していたようです。

約2カ月のボーズが続いたものの、ようやく鯉を釣ることができ、パンコイのパターンも確立したのではと感じています。

撮影後、新別府川にリリースしました。リリース動画を取っておりませんで、申し訳ありません。

パンコイにスレた鯉の釣り方まとめ

今回の釣りを通じて、自分なりに新別府川のパンコイパターンを作ることが出来ました。以下にパターンをまとめます。

①撒き餌の食パンを撒き、鯉が出てくるか様子を見る。

➁鯉がいても釣れないパターンと判断したら移動。鯉の姿すら見えないときも同様。

③食パンを拾う鯉が現れたら、どのように餌を拾う個体か観察し仕掛けを考える。

④何度も仕掛けを投げると魚がスレていなくなる。どのパターンで鯉を釣るか決めたら、数投で仕留めることがコツ。

この①~④の流れで釣り方を組み立て仕掛けを変えれば、今までのボーズ続きも脱出できます。しかし何しろ自然が相手、必ず釣れるとも限らないのが残念です。

追記:沈めたパンコイ仕掛けで後日、一匹鯉を釣りました

新別府川のパンコイパターンのどれが当てはまるか考え試してみた結果です。後日50cmの小ぶりな鯉を釣ることができました。この鯉もフロートにスレており、沈めるパンコイが有効だったようです。

少し怪我をしていたようで、可哀そうでした。もちろん、すぐにリリースしています。

今回のパンコイまとめ

宮崎市新別府川近くの田んぼにコスモスが咲きつつあります。ピンボケで申し訳ありません。

毎年、田んぼのコスモスを見ると、もうすぐ冬だな、と感じます。コスモスの種をまいてくださった田んぼのオーナーに感謝です。

これから肌寒くなるので、風邪などひかないよう、要注意です。

なお、昨年の12月、パンコイ釣りは1ケ月ボーズでした。今回のパンコイパターンで12月に鯉は釣れるのか検証します。

本稿を最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでもパンコイ釣りにお役立ちできますと幸いです。