今年の新別府川のパンコイでは、8月から約2カ月ボーズが続いたものの、沈めパンコイでようやく鯉の釣果を得ました。
今回は、前回と同様の沈めパンコイで鯉が釣れるのか、また、パターンとして成り立つのかを検証しました。釣果は小型の鯉2匹60cm位の鯉2匹と、60cm位の鯉2匹の結果です。
本稿では、パンコイのフロートを嫌がる鯉の釣り方として、前回に続き沈めパンコイの釣り方をまとめております。パンコイで釣れないときのご参考となれば幸いです。
パンコイ餌の食パンを撒くも鯉が出てこない
前回と同じく、8月以降、撒き餌の食パンを拾う鯉が見当たりません。きめの細かい撒き餌として、オカラも持参し撒いてみますが、やはり出てこないようです。
撒き餌を撒き、新別府川をよく観察すると、川底に魚の影が時々見えます。大きさからして、フナっぽく感じましたが、水面の餌を拾う様子はありません。
しかし水底で食パンのくずなど拾っているように見えます。もしかしたら沈めパンコイで狙えるかもしれません。
沈めパンコイで水底の魚を狙う
食パンの撒き餌が効いてきたのか、水底でうろつく魚を見つけました。撒き餌の食パンの匂いや沈んだパンくずを拾っているようです。早速沈めパンコイで狙ってみました。
すぐさま沈めパンコイに小型の鯉がヒット!
魚の影が小さかったので、餌の食パンを直径1.5cm位に丸め、魚の近くに投げてみます。
するとすぐに小型の鯉がヒットしました。川底でうろついていたのは、20cm弱の小型の鯉でした。
引き続き沈めパンコイで2匹目ヒット!
一匹目と同じポイントに、沈めパンコイ仕掛けを投じてみました。数匹の群れが川底にみえたからです。
すかさず2匹目の鯉が沈めパンコイにヒットしました。こちらも小型です。
パンコイその後鯉のヒットが続かず
立て続けに2匹の鯉がつれましたが、その後沈めパンコイにアタリがありません。新別府川のこのポイントでは鯉の回遊も見られず暇な時間が過ぎていきます。
釣れる鯉には限りがあり、いつまでも釣れないようです。やはり鯉の釣れるタイミングは逃さず、手返し良く釣るのが大切と感じます。
パンコイ撒き餌の食パンに鯉意外の魚が!
夏以降、新別府川で食パンの撒き餌を撒くと、鯉ではなくブルーギルが寄ってきます。さらにブルーギルを追って?別の魚も集まっているようです。
恐らくバスと思いますが、食パンで釣れないので正体がわかりません。以前はナマズが集まる様子を見かけています。この魚は次回以降に狙ってみます。
沈めパンコイを置き竿で試してみる
小型の鯉を2匹釣った後、ブルーギルや他の魚が集まり、肝心の鯉がいないようです。
そこで、草むらの際ギリギリに沈めパンコイの仕掛けを投じ、置き竿の沈めパンコイで鯉を狙ってみました。
沈めパンコイ置き竿に60cm位の鯉がヒット!
もう鯉は釣れないかな、と諦めかけていると10分後に大きなアタリが!
沈めパンコイにヒットしたのは、60cm位の鯉でした。新別府川ではアベレージサイズです。
本日パンコイ3匹目の鯉をリリース
本日3匹目の鯉、新別府川に帰って行きました。
さらに沈めパンコイ置き竿に鯉がヒット!
本日4匹目の鯉がヒットしました!こちらの鯉も新別府川ではアベレージサイズです。
早速4匹目をリリースしました。3匹目と同じ群れではないでしょうか。
今回のパンコイまとめ
今回は、水面の食パンを拾う鯉がいない場合、沈めパンコイがパターンとして成り立つのか検証してみました。
結果は、水面の餌を割り切れないものの、水底をうろつく鯉の姿が見えれば恐らく釣れる、です。前回と同様、鯉のサイズは小さくなるものの、条件によっては沈めパンコイはパターンとして有効といえます。
また、鯉の姿が見えなくても、草むらのわきに置き竿で沈めパンコイを試すのもよいと思います。待ちの釣りになりますが、従来のブッコミ釣りと同様の釣り方です。
今年の8月以降、通常のパンコイで約2カ月間ボーズが続きました。水底でうろつく鯉に沈めパンコイで挑戦すれば、ボーズでなかったかもしれません。
水面と水底などで、餌を拾う鯉を見かけた場合、通常のパンコイと沈めパンコイを使い分けると釣果につながりそうです。
本記事を最後までお読み頂きありがとうございました。何か一つでもパンコイのご参考になれば幸いです。